目指せ飼料の完全自給


トウモロコシ(※)

米ぬか(地元産)

オガ粉(地元産の廃菌床)


もみがら(地元産)

中種(山の腐葉土など)

カキガラ


くず米(地元産)

リンカル

ダイズ粕(※)


※PHF(ポストハーベストフリー、収穫後農薬不使用)、NON-GMO(遺伝子組み換えでない)飼料です。

飼料の原料すらも自分たちで作れないか

一口に飼料と言っても豊富に種類があります。その中からひとまず百鶏園では当然PHF・非遺伝子組み換えのものを使用していますが、なかなかそれだけでは満足がいきません。食の安全に考慮されたものとはいえ、結局は自分でない他の誰かの手で作られたもの。穀物に至ってはほとんどが輸入品です。ならば作ってしまえばいい。ここからは現在(H31)の飼料を紹介します。

①自家配合飼料って?

「自分の手で配合する」

自家配合飼料とは、文字通り自分自身が原料の配合割合を決め、自分自身の手で混ぜ合わせた飼料です。広義には自社内配合なども含まれるようですが、毎日鶏の世話をしている本人が配合しなければ自家配合とは呼べないと私たちは思っています。季節や鶏の調子、ヒナから成鶏までのステージなどに合わせて配合比を変えて与えています。


②発酵飼料

「オガ粉の力」

写真が手ばっかりで不気味になってきていますね。

さて、百鶏園の自家配合飼料の中に入っているオガ粉。これが極めて重要な働きをします。地元北杜市内、菌床栽培でキノコを生産している農家様から仕入れています。以下オガ粉を自家配合飼料に入れる過程、及び効果についてです。

※オガ粉・・・主成分は広葉樹のノコクズで、他にフスマ、あっぺん麦などから出来ています。繊維が豊富に入っています。



~オガ粉が発酵飼料になるまで~

 

まずは下準備として中種と呼ばれるものを作ります。オガ粉・米ヌカ・山の腐葉土・水を配合比に沿って混合します。ここで出来たものを中種と呼びます。発酵が止まってしまわないように時々撹拌したりと管理をします。水量のみ少し神経を使い、入れすぎず入れな過ぎずに調整します。目安は握ってボロッとくずれる程度。

この中種を1~4日程度(季節により変動)おくと発酵が始まり、さらにモミガラ・オガ粉・米ヌカ・中種・水で混合します。ここで出来たものをオガ粉発酵飼料(ノコクズ発酵飼料)と呼びます。これもまた発酵するまで寝かしておきます。

いよいよこれで自家配合飼料のいち原料となります。およそ飼料の15~20%の配合比で混合しています。

効果

1、繊維が豊富に入っているため、尻つつきの防止につながる

2、発酵飼料を食べることで、飼料全体の消化吸収率が上がる

3、発酵を促し自家配合飼料自体も発酵することで、鶏の嗜好性が上がる

4、粗飼料のため、ゆっくりと成長させることができる



③草やら虫やら

鶏だって色々食べたい

たとえば毎日学校の給食がご飯納豆味噌汁です。健康に良いからと言われても、毎日では飽きます。卵を産むのに十分な栄養素があるからと、毎日同じ配合飼料ばかり与えるのと同じです。違いがあるとすれば、鶏は毎日同じエサでも良く食べてくれること。本当に立派なもんだとつくづく感じます。百鶏園では毎日かかさず飼料に加えてたっぷりの草(緑餌)や時折虫(生き餌)も与えています。これから更にバリエーションを増やしたいと考えています。